今川クリニックについて
大阪市福島区にある心療内科・精神科・脳神経内科を中心とするメンタルクリニックです。
認知症、不眠症、うつ症状、思春期のメンタルヘルス、不登校、働く人のこころの不調、各種依存まで、さまざまなご相談に対して、患者様との対話を大切に丁寧な診療を心掛けています。「こころの病は、からだの病がない事の確認からはじまる」という基本的な考えのもと、多種多様な心理検査のほか、血液検査や心電図などの一般的な身体検査も定期的に実施し、正確且つ適切な診断に基づく治療を行っています。
また、地域にお住いの皆様の心豊かな生活と健康づくりに貢献できるよう、近隣の医療機関との連携や医師会活動などを通して、地域に密着した医療サービスを提供しております。
今川クリニック 沿革
- 平成12年5月
- 前院長今川正樹により大阪市福島区に開設
- 平成16年8月
- 現住所へ移転
- 平成30年4月
- 医療福祉相談室を開設
- 平成30年6月
- 福本素由己が院長として就任
- 平成30年7月
- 睡眠外来を開設
前院長 今川正樹(医学博士)のあゆみ
昭和20年兵庫県生まれ。神戸大学医学部卒業後、同大学大学院医学研究科に学ぶ。兵庫県立尼崎病院(現:兵庫県立尼崎総合医療センター)に勤務。アルツハイマー病型認知症の対症療法として、鉄剤療法(通称『尼崎療法』)を開発。世界五大医学雑誌の一つである『The Lancet』に掲載される。
同病院精神科部長などを経て、平成12年5月に今川クリニックを開設。日本精神神経学会、日本認知症学会、日本老年精神医学会など多数の学会に所属し、専門医・指導医として、特にアルツハイマー病型認知症の早期診断と治療、後継者の指導に精励する。
平成30年6月まで今川クリニック院長として、開設以来6000名以上の患者の診療に従事した。私生活では、天文学や歴史、文学にも造詣が深く、詩集『脳の比喩』などを出版。また、ユニークな視点から、自らのカメラで日常の風景を捉えた写真を多数遺している。生涯を通して、あらゆる分野で感性を磨き続けてきた。
医学文献
・Reprinted from THE LANCET,September 12 1992,p.671
・面接後ブロック構成について(1985)
・分裂病の血球中のビタミンE価について(1987)
・1-I-20 精神分裂性障害患者の赤血球中α-トコフェロール値について(共著、1986)
・日本人の家族性アルツハイマー病(共著、1995)
・日本人集団における早期発症型アルツハイマー病の連鎖およびハプロタイプ解析(1995)
・トランスフェリンの多型性とアルツハイマー病(共著、1996)
・霊長類における大脳及び大脳溝の系統発生学的発達(共著、1996)
・アルツハイマー病の鉄剤併用治療の試み(2000)
・ミトコンドリアアルデヒドデヒドロゲナーゼの欠乏は、日本人集団における遅発性アルツハイマー病のリスクを増加させる(2001)
・アルツハイマー病診断・評価基準試案(共著、2005)
書籍
・喜望峰【詩集】(1977)
・水滴の幻想【詩集】(1981)
・アルカイックシンポジウム講演集(1996)
・透明な脳(2001)
・忘れられた日々【詩集】(2003)
・脳の比喩【詩集】(2005)