新年度が始まり一ヵ月が経ちましたね。会社内で部署の異動や転勤があったり、学校で新学期が始まったり、今までと生活環境が変わった方も多いのではないでしょうか。フレッシュな気持ちで「よし、頑張るぞ」と思って生活ができている方もいれば、なかなかうまくいかず、今後の生活に不安を抱えている方もいるかもしれません。五月病という言葉を聞いたことがありますか?新年度が始まって一ヵ月が過ぎた五月ごろに慣れない環境でのストレスで精神や身体に不調が現れてくることからそう呼ばれています。ストレスや疲労が溜まってくると、朝起きられない・やる気が出ない・食欲がない・夜眠れないなどの症状が起こりやすくなります。今回はそのような生活の変化によって生じてくる<ストレス>についてお話しします。
ストレスを感じやすい人
- 完璧主義で几帳面
- 真面目で責任感が強い
- 自分と他人を比較してしまう
- 心配性
- 自分の気持ちを言葉に出すのが苦手
上記に当てはまる方は、知らずのうちにストレスが溜まっている可能性があります。うまくストレスを発散できていないと感じている方は、身体がつらくなる前に、どうストレスと向き合っていくのか一緒に考えてみましょう。
ストレスを溜めない為には
自分 1 人で溜め込まず、周りの人に話してみる
話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になったり、自分の考えとは違う意見をくれるかもしれません。
休日を利用して音楽を聴いたり、読書をしたり、趣味の時間をつくる
ストレスを感じるものから離れて、好きな事に没頭する時間もときには必要です。オンとオフの切り替えを大事にしましょう。
スポーツジムやウォーキングなど外にでかけてみよう
日光を浴びたり、体を動かして汗をかくと気持ちがリフレッシュ。適度な運動をすることで夜もぐっすり眠れて頭もすっきりします。
考え方を変えてみる
毎日ストレスがなく生活できている方はほとんどいないはず。ストレスを感じやすくつらいと悩んでしまうのは、発散が苦手なだけです。いつまで考えて悩んでいても解決しないことはこれ以上悩んでもしょうがないと割り切り、他人に意見を求めたり、身近な目標を立てて少しずつ達成することから始めてみましょう。
ストレスによって自分が感じる不調は人それぞれ。内臓の調子が悪くなったり、心が疲れてしまう事は誰にでも起こり得ることです。まずは自分に合った発散方法を見つけて、うまくストレスと付き合うことができれば、「よし、また頑張ろう」という意欲に繋がるはず。十分な栄養摂取と睡眠を心掛け、五月病から抜け出し、メリハリのある日常生活を取り戻しましょう。それでも症状が長く続き、自分ではどうにもならない時は我慢せず、当院にご相談くださいね。