明けましておめでとうございます。
昨年は、初の女性総理、高市首相・大阪万博、ノーベル賞を日本人お二人が同時受賞、ノーベル医学賞では我らが大阪大学に在籍される坂口志文特別栄誉教授が受賞、など色々な話題で日本が沸いた一年でした。
今年は、色々心弾むようなニュースが多い一年に日本が、世界がなっていくようにと、心より願うばかりであります。
新しい年を迎えまして、今後さらに患者様、ご家族の皆様のお役に立てるよう努力してまいる所存です。
とくに、おひとり、おひとりにあった認知症治療、思春期外来、不眠治療そのほかメンタル不調でお困りのすべての方への治療のあり方を工夫してまいりたいと思っております。
クリニックの雰囲気、治療のあり方、などなど改善すべきことがありましたら、遠慮せずにお申し出ください。
また、昨年は日本でも2つ目のアルツハイマー病治療薬アデュカネマブによる治療が開始しました。
軽度認知障害からの治療という概念は、当クリニックが長年取り組んできた認知症の早期発見、早期治療の重要性がより一層理解され広く知れ渡ったと考えております。
今後はより一層すすんで、50-60代からの睡眠、生活習慣病、うつ病などの予防による認知症予防という当院の取り組みが浸透していけばいいな、その為によりプロモーション活動にも注力していく所存であります。
私自身もこれまでの日本精神神経学会、専門医に加え令和元年以降の6年間で、日本精神神経学会指導医、老年精神医学専門医、認知症サポート医、日本精神神経学会認知症治療医を取得しました。
認知症以外の分野でも、産業医としての職務に新たに取り組んだり、思春期外来に一層力を入れるべく、専門の治療薬の資格を取得したり、日本抗加齢医学会入会し、アンチエイジングについてさらに新たな知識、経験、資格を得てより一層、認知症の予防、早期発見早期治療、並びにすべての世代の患者様の歩みたい人生をサポートしていければと考えている次第でございます。
その一環としまして、2020年度は血管年齢、動脈硬化指数を測定できる機器を導入、デエビゴ(副作用の少ない睡眠導入剤)や、トリンテリックス(副作用の少ない抗うつ薬)、持効性注射薬など新薬の積極的採用をしていき、多くの患者様にその有用性をご理解頂き、御好評頂いております。
2021年度は株式会社プリメディカと共同で、認知症予防についての教材用パンフレットの監修をし、作成いたしました。
2022年は、ぬり絵の院内展示がかなりの反響をいただきました。
2023年は、キリンホールディングス株式会社と提携し、日本で最も詳細な腸内細菌検査MicroBioMeを当院で導入致しました。
また、ホームページを一新し、特にいま社会問題にもなっている不登校、引きこもり、朝起きれない、などの思春期外来に注力し、昨年度は新たに非常に多くの患者様に御来院頂きました。
当院では、大学病院と同等の発達症状検査をさせて頂いておりますので、もしお悩みの方はご遠慮なく当院までご連絡ください。
2024年は、男性更年期障害外来やGLP-1受容体作動薬を用いた糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、高度肥満などの治療に注力してまいりました。
2025年度は、女性更年期障害、そして男性更年期障害にも効果が期待できるプラセンタを導入致しました。
2026年度は、ベルソムラ・デエビゴに引き続き、あらたなオレキシン受容体拮抗薬が日本でも販売されるようになります。
ボルズィは、半減期が2時間程度、効果時間が4時間程度といままでのオレキシン受容体拮抗薬にない特性があります。
特に悪夢の軽減が見られるのではと個人的に期待しております。
ここ10年で睡眠の常識もがらりと変わってきていますので、そのあたりをまたお伝えしていけたらと考えております。
また、GLP-1受容体作動薬を用いた様々な疾患に対する治療や、男性、女性問わず更年期外来での治療、思春期外来・不登校外来などもさらに発展させていけたらと考えております。
今年もまた新しいことに色々取り組んで参りますので、このブログを通じてお伝えできればと思っておりますので、スタッフブログ共々ご愛顧いただければ幸甚です。
本年もよろしくお願い申し上げます。
令和8年1月
今川クリニック 院長 福本 素由己









