ちょっと気になるステロイドの話

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春風が心地よい日々となり、花粉症もようやくピークを過ぎました。今年は例年にも増して花粉の大量飛散の年となり、花粉症の方はまだまだつらい日々が続いているという方もい
らっしゃると思います。薬を飲んだり、外出の際はマスク、帰宅したら洗眼薬を使ったりと、色々な対策をされているのではないでしょうか。

対策グッズとしても様々なものがありますね。先ほど挙げたものの他に、近年では花粉がつきにくい洋服なども出てきていますね。中でも健康茶は昔からあり、特に最近では芸能人や芸人の人がテレビやラジオでお薦めしたりと、一度は試したことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

その健康茶で気になるニュースがあったことはご存じでしょうか。内容としては、本来食品に使用できないステロイド成分が含有されていたというものです。

ではステロイドとは一体何なのでしょうか?ステロイドは、炎症や免疫反応を抑える効果があるため、様々な病気の治療に使用されており、例えば喘息やアレルギー性疾患などにも使われています。副作用もありますが、それはステロイドに限ったことではなく、医師の指示のもと服用していれば万が一副作用等が出てもその影響は最小限に抑えられます。しかし今回のように知らずに摂取していたのを急にやめたり、自己判断で服用をやめると、どんな症状が起こるのでしょうか?ここでは主に精神症状について述べていきます。

1:焦燥感や不安感:ステロイド服用により、神経が過敏になることがあります。その結果、焦燥感や不安感が生じることがあります。
2:不眠:ステロイドは覚醒作用があり、眠りにくくなることがあります。これが続くと、疲労感やイライラがたまることがあります。
3:気分の変動:ステロイドは神経伝達物質のバランスを変えることがあり、気分の変動が激しくなることがあります。喜怒哀楽が激しくなったり、うつ症状が現れたりすることがあります。
4:精神錯乱:高用量のステロイドを急速に投与すると、一時的に精神状態が乱れることがあります。幻覚や妄想が現れることがあります。
5:躁病:ステロイド服用によって、極端に活動的で興奮状態になる躁病の症状が出ることがあります。

これらの副作用は、ステロイドの種類や用量、服用期間によって異なります。気になる症状がある方はお早めに医師にご相談下さい。

国民生活センターホームページ:花粉症への効果をほのめかした健康茶にステロイドが含有-飲用されている方は、医療機関にご相談を-(発表情報)_国民生活センター(kokusen.go.jp)

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