透明な脳 ~第五章 消えていく脳③

今川クリニックの院長ブログ

アルツハイマー病の早期発見が難しいひとつの要因として、高齢による脳の変化と、病気による脳の変化の区別がつきにくいことがあげられる。かりに老人斑や神経原線維変化がアルツハイマー病の患者だけに特有のものであるなら、診断は容易に下せるが、実際は正常な高齢者にも観察できるので、診断が難しいという事情があるのだ。

なお、アルツハイマー病を除くほかの認知症の代表的なものとしては、脳血管性認知症がある。脳血管性認知症は血管の破損によって脳がダメージを受け、知力や身体機能に支障をきたすものをいう。

自著「透明な脳」より

関連記事

  1. 今川クリニックの院長ブログ

    美と健康は「腸活」から!腸に良い食生活や生活習慣とは?⑵

  2. 今川クリニックの院長ブログ

    生命と老化(4)

  3. 今川クリニックの院長ブログ

    レビー小体型認知症

  4. 今川クリニックの院長ブログ

    新年のご挨拶

  5. 今川クリニックの院長ブログ

    透明な脳 ~第二章 記憶と実生活 まとめ

  6. 今川クリニックの院長ブログ

    アドラー心理学と稲盛和夫先生の考え方の共通点

最近の記事 おすすめ記事
  1. 今川クリニックの院長ブログ
  2. 今川クリニックの院長ブログ
アーカイブ