透明な脳 ~第七章 鉄剤療法の作用機序

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かつて脳の神経系統は、血管網のように綿密に繋がっていると考えられていたが、今日では、ニューロンという脳細胞の単位に分かれていて、神経伝達物質の分泌によって必要な部分が連結されることが分かっている。その神経伝達物質の生合成に必要な補酵素がビタミンB6である。また、そのエネルギー源となるのが、コエンザイムQ10とクエン酸第一鉄である。

ちなみにビタミン剤の大量投与は、これまでもアルツハイマー病患者に対して行われてきたが、著しい効果が報告されたことはない。わたしが考案した療法の特徴は、これまで一般的だった投薬に加えて、クエン酸第一鉄を投与することである。

自著「透明な脳」より

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