以前から様々なメディアで少子高齢化が話題になっているが、2013年に入ってからこの問題が多くの人々に意識されるようになっている。
厚労省の調査によれば、2012年時点で国内の認知症患者が460万人に上ると報告されている。少子高齢化の現実が日本の将来の現実像を示している。今後も高齢化が急速に進む中、認知症患者も予想の域をはるかに越えて急増すると私は考えている。
少子高齢化に対して現在の取り組み方のままでは、日本民族の消失になりかねないと推測する。認知症患者が増加すれば、若い世代に経済的且つ介護の大幅な負担がかかることとなり、方途に迷うことになる。また、現実的な問題として介護職の待遇改善が図られなければ介護の担い手も減少していく。そして、国の経済が下降すれば、さらに混乱するだろう。
人間界に生まれ、時間の流れに引きずられ、自然に高齢者となる。その時点までに、どれだけ多くの若者が将来を見据え、想像しているだろうか?
この現実を厳しく推察すれば、日本民族は滅ぶだろう。
7月31日水曜日 朝から?しぐれ
今川正樹