アルツハイマー病(以下ADと略す)に罹患しやすい危険因子

今川クリニックの院長ブログ

ADの危険因子に関しては、高齢、遺伝、心疾患、糖尿病等が挙げられるが、私見を述べると、その中でも、まず心疾患があるかどうかを調べる必要性があると考えている。

最近の診療に於いて、ADの患者に心電図検査を実施すると、ほとんどの患者に狭心症や不整脈等の異常所見が観られる。70歳以上の高齢者を診療するにあたり、心疾患は見逃せない病気のひとつであり、ADと同時に治療を行う必要がある。仮にADの患者に心疾患の治療を行わない場合、突然死が生じることもある。また、現在発売されている認知症薬を投与する場合は、更に注意を要する危険因子の一つであろう。

2013/9/9 秋の日差し
今川正樹

関連記事

  1. 今川クリニックの院長ブログ

    透明な脳 ~第七章 鉄剤療法

  2. 今川クリニックの院長ブログ

    認知機能を回復させる新治療法

  3. 今川クリニックの院長ブログ

    透明な脳 ~第二章 記憶と実生活 不登校体験①

  4. 今川クリニックの院長ブログ

    あのKIRINが開発した脳トレアプリってなに!?

  5. 今川クリニックの院長ブログ

    アドラー心理学 II ~自分を変えるのに手遅れはない~

  6. 今川クリニックの院長ブログ

    直立二足歩行と言語(アルツハイマー患者の誤嚥性予防)

最近の記事 おすすめ記事
  1. 今川クリニックの院長ブログ
  2. 今川クリニックの院長ブログ
アーカイブ