アルツハイマー型認知症について

今川クリニックの院長ブログ

認知症としてマスメディアで話題になっている疾患の一つはアルツハイマー型認知症であり、もう一つは脳血管性認知症です。それ以外には、ピック病を含めた前頭葉‐側頭葉型認知症、後頭葉に病巣を持つレヴィー小体病などがあります。
当院へ来院される患者様はアルツハイマー型認知症が大半ですが、それ以外に上記に述べた疾患の患者様もおられます。 今回は、世間で話題となっているアルツハイマー型認知症に関してのポイントを述べたいと思います。
この疾患は類型として、65歳以上の老年期で発症するアルツハイマー型認知症と、それ以下の年齢で発症する若年性アルツハイマー型認知症があります。
年齢の差はあれ、症状のポイントの一つに「物忘れ」があります。

当院で実施しているMMSE(Mini-Mental State Examination)と呼ばれる物忘れテストは、アルツハイマー型認知症の患者様では以下の項目において正答率が下がります。

・時間の感覚

・空間の認知

・単純な引き算

・提示した物品名の復唱

記憶障害や見当識障害がアルツハイマー型認知症の特徴的な初期症状と言えるでしょう。

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