あのKIRINが開発した乳由来ペプチド「βラクトリン」の作用メカニズムとは!?

今川クリニックの院長ブログ

今回は、KIRINの新発売βラクトリンシリーズの主成分である、乳由来ペプチドβラクトリンの作用メカニズムについてご説明致します。少し、専門用語などもでて難しい説明になるかもしれませんが、なるべくわかりやすく、かつ正確にキリンホールディングのプレスリリースを尊重する形でお伝えしたいとおもいます。

乳由来ペプチド「βラクトリン」の作用メカニズムについて

①神経伝達物質“ドーパミン”を増加
体内へと取り込まれた「βラクトリン」は、脳内に移⾏して、脳の神経細胞に働きかけることで神経伝達物質のひとつである“ドーパミン”の量を増やします。

②脳の働きを活性化
ドーパミンの量が増えることにより、記憶力をつかさどる脳の部位である前頭前野や海馬の働きが活性化します。こうしたメカニズムによって、「βラクトリン」は記憶⼒の維持をサポートします。

という事で、まとめますと、①神経伝達物質「ドーパミン」を増加させる、②前頭葉皮質、海馬に働く、という二点が重要になります。これらは、以前から当院でのブログでもご説明しているリコード法や鉄ビタミン療法でも重要視している点であり、このKIRINのβラクトリンシリーズには非常に期待しております。

次回は、KIRINの開発した脳トレアプリについてご紹介いたします。

今回も御一読頂き、誠にありがとうございました。

文献1)2021年3月2日 キリンホールディングス株式会社 プレスリリース
文献2)大熊 輝雄:現代臨床精神医学第12版 金原出版株式会社

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