認知症のサイン

今川クリニックの院長ブログ

当然、人が病院へ行くのは本人の身体に異常があるから行くのであり、または周りの人から見ても身体の何らかの異常が見られるから病院へ行くのである。
例えば認知症の代表であるアルツハイマー病(以下ADと略す)の場合は初期か初期直前の時点では自他ともに異常のサインに気付くことは極めて少ない。
癌の様に、腫瘍マーカーから早期発見が可能な疾患はあるが、ADの場合はマーカーが血液から探索出来ていない訳である。また現代社会に見る無縁社会では情緒的交流がなく、かつ脳の高次精神機能の異常はなかなか本人では気付かないものである。
マスコミなどで最近は頻繁に報道しているが、日本人の特性として、自己に関係のない情報は記憶から消えてしまう性分がある。
何故ADが大変なのかという理由は、癌などと比較すれば患者一人にかかる医療費が癌の比ではなく、また病状が進行すれば家族の負担が甚大であり現実介護施設などは順番待ちの状態である。
さらに少子高齢化の現実と経済不況が逆風となっている。

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