アルツハイマー病とストレス及びうつ病

今川クリニックの院長ブログ

うつ病に関する報道関係からの情報は枚挙にいとまない。
現在の日本の社会は、今や、ストレスの坩堝であろう。デジタル社会から生み出された人の在りようは、その社会に適応することである。
要不要の判断の出来る人のみが社会の階段を上がれるのであろう。この社会に適応できない人は、あてもなく彷徨った結果、脳の働きがうまく作動できなくなりうつ病となって精神科の窓を叩くのであるが、そこで医師から抗うつ薬を貰い、それを服用する。実は、抗うつ薬の効果がないうつ病患者の中に、アルツハイマー病の患者が隠れている。しかし、遷延化しながらも抗うつ薬を飲み続けている患者がいる。本人も担当医師も遷延性うつ病と考え、治療を続けているケースもある。
ところで、若年性アルツハイマー病の発症年齢は18歳から64歳までの年齢域を指すが、狭義に立てば、働き盛りの人つまり40歳から50歳までの人が若年性アルツハイマー病になるケースが多々あるだろう。私見のケースを挙げると中年女子の患者が某医院の閉鎖に伴い近辺の医院を探していた折、たまたま当院に来られ、問診・心理検査・MRI・脳血流をしたところ、若年性アルツハイマー病の診断となり治療を開始した後は症状の改善がみられ、現在社会復帰している。

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