日常生活において平凡な生活の流れのなかで、私たちは咽喉が乾けば自然と水に手が行ってしまう。固体或いは人は水無くして日々を過ごすことがは当然のことだと詰まり自明なことになっています。
ところで、生体を構成する液体成分は、新生児では体重の約80%を占め、成人では約体重の60%を占める。視点を変えてみれば、体液は細胞外液と細胞内液に分類される。又各組織において水の成分経年変化等に流動的に変化する。
ところで、新生児と成人とでは20%の差があり、日本の超超高齢社会では60歳を過ぎる頃には自然に咽喉の乾きを訴えなくなる、新生児から青年期の頃までは頻繁に水を飲む傾向ある。65歳を過ぎる頃から水分飲む傾向が下降してくる。
なぜ、このような現象が自然経過として生じるのだろうか。それは脳の脳幹部に位置する視床下部が体液を調整する中枢神経の働きに依ることにある。
新生児から種族保存の過程経るまでの発達過程に人は常に乾きをうったえ、水を求めるだろう。種族保存のために新生児が次の新生児にバトンタッチするまで水が生きる為に必要な物質の重要な物質の一つである。
ところで、手の背部を20前後代の人と65歳代の人と較べると歴然として皮膚の張りが異なっているだろう。この所見は細胞内外の水を利用することが少なくなっており、発達過程の峠を越えれば、老化過程に入ると発達過程と異なり、水の摂取量が減る傾向みられる。
新生児の体内に多く存在する水は細胞内外液での生理作用及び発達過程途上に各臓器に必要とされる。さらに脳除き、各臓器は細胞、それ自体が種の保存が可能になるまで細胞新陳代謝が必要であり、かつ役割を果たした細胞は細胞分裂を繰り返し、個体が種の保存が可能になるまで水が必要個である。個体にとり重要不可欠な物質である。
65歳頃になると固体自体の役割を終え、したがってあまり水を飲まなくなる。それは個体として種の役割を終えた証しでもあろう。
今川正樹
自らの愚行により骨折した10月