透明な脳 ~第五章 消えていく脳③

今川クリニックの院長ブログ

アルツハイマー病の早期発見が難しいひとつの要因として、高齢による脳の変化と、病気による脳の変化の区別がつきにくいことがあげられる。かりに老人斑や神経原線維変化がアルツハイマー病の患者だけに特有のものであるなら、診断は容易に下せるが、実際は正常な高齢者にも観察できるので、診断が難しいという事情があるのだ。

なお、アルツハイマー病を除くほかの認知症の代表的なものとしては、脳血管性認知症がある。脳血管性認知症は血管の破損によって脳がダメージを受け、知力や身体機能に支障をきたすものをいう。

自著「透明な脳」より

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