第一層
平成26年1月の時点で、わが国におけるアルツハイマー病(以下ADと略す)、及び軽度認知障害(以下MCIと略す)の患者は、800万人に増加している。現在、この患者の介護は、家族と身内が大半を担っている状況である。ADの病状が進行すれば、介護の負担も増加し、介護の現場では慢性的な人手不足が叫ばれている。
また、少子高齢化でありながら、大都市圏では未だ待機児童の問題が叫ばれており、育児施設と介護施設の不足は、双方とも国の対策が後手に回り、実のところ待機児童とADとMCI、両疾患とは無縁ではないのである。
それでは、何をすることが大切かつ至急であるのだろうか。
思うに、平安時代末期では餓死者が路上に溢れていた。国民もこのことを知悉しているだろう。鴨長明の作品にかかれている。(方丈記)
私が言うのは問題であろうが、今や若年の人々はスマホに没頭し堕ちこんでいる。
未来は暗いのである。
消費税8%の穀雨 2014/4/22 今川正樹