透明な脳 ~第二章 記憶と実生活 不登校体験②

今川クリニックの院長ブログ

おなじような感動を、武庫川の川岸を飛ぶ蛍をみたときにも覚えた。暗闇のなかで、たったひとつの光が揺れていたにすぎないが、わたしは生命とはいったいなにかを考えた。わたしにとっての自然科学の出発点であった。しかし、学校の勉強は相変わらずそっちのけで、アリを観察したり、水槽でお玉じゃくしを飼ったりして毎日を過ごしていた。こんな生活をしていたから、学年があがるにつれて、科学関連の知識なら自然に頭に入るようになった。医師になったのも、科学への興味が拡大した結果にほかならない。

幼少時に、心のそこからなにかが面白いと感じる体験は、非常に大切なことだといわなければならない。それは早期の英才教育よりも、知力の発達により大きな影響を及ぼすのだが、最近は子供達が遊ぶ環境すらなくなっているのが実情だ。

自著「透明な脳」より

関連記事

  1. 今川クリニックの院長ブログ

    少子高齢化

  2. 今川クリニックの院長ブログ

    水と老化(6の2)

  3. 今川クリニックの院長ブログ

    人間

  4. 今川クリニックの院長ブログ

    超音波治療でアルツハイマー病改善、世界初の治験へ

  5. 今川クリニックの院長ブログ

    アドラー心理学 III~劣等感は成長のエネルギー~

  6. 今川クリニックの院長ブログ

    愛情と医療の狭間

最近の記事 おすすめ記事
  1. 新生活

    2024.04.17

  1. 今川クリニックの院長ブログ
  2. 今川クリニックの院長ブログ
アーカイブ