透明な脳 ~第二章 記憶と実生活 日常生活と結びつく記憶②

今川クリニックの院長ブログ

顔を識別するときにも、記憶は重要な働きをする。ヨーロッパから日本へやってきた外国人が、日本人はだれも同じような顔をしていると言うのをよく耳にするが、これはどういうことかといえば、ヨーロッパでは東洋人に親しく接する機会が少ないために、東洋人の顔や風貌についての情報が脳のなかに十分インプットされていないからだ。

こんなふうに考えると、実生活と結合している事象は、あまり意識しなくても脳に記憶されていることになる。たとえば、食事する習慣を忘れてしまうようなひとは、認知症など脳に疾病があるひとを除いて、めったにいない。少なくとも日常生活と密接に結び付いている記憶には、ほとんど個人差が認められない。

自著「透明な脳」より

関連記事

  1. 今川クリニックの院長ブログ

    アルツハイマー病と二足歩行

  2. 今川クリニックの院長ブログ

    アルツハイマー病と言葉

  3. 今川クリニックの院長ブログ

    睡眠障害について

  4. 今川クリニックの院長ブログ

    物忘れの早期発見の難しさ PART2

  5. 今川クリニックの院長ブログ

    年末のご挨拶

  6. 今川クリニックの院長ブログ

    直立二足歩行と言語(アルツハイマー患者の誤嚥性予防)

最近の記事 おすすめ記事
  1. 石けんで丁寧に手を洗う様子
  2. こころとからだ 疲れていませんか?
  3. 高齢者とてんかん
  4. 在宅生活をサポート 精神科訪問看護のご紹介
  1. 今川クリニックの院長ブログ
  2. 今川クリニックの院長ブログ
アーカイブ